学園について
About us
おひさまの丘宮城シュタイナー学園は、ルドルフ・シュタイナーの思想を教育理念とし、心で感じ自分の頭で考え、そして行動する人間(=真に自由な人間)を育てる、小中学校9年間の一貫校です。
母体となった任意団体「おひさまの丘」は、子どもたちの健やかな成長のために「保育園事業」「大人のためのシュタイナー教育講座」「シュタイナー学校教員養成プログラム」を仙台市・利府町を拠点として実践してまいりました。その実績とネットワークを生かし、東北初のシュタイナー学校の開校に向けて準備を進め、2016年4月、本学園が開講いたしました。
→ 学園を知る(学園で開催している各種イベントの計画や概要はこちら)
学園の理念
Philosophy
おひさまの丘 宮城シュタイナー学園は、以下の理念の下に学園の運営を行います。
学び舎
穏やかな雰囲気に満たされた校舎には、心地よい静けさが守られています。凍えたからだを暖めてくれるスープのようなやさしい温度があり、そこにいるだけで気持ちが癒されてくるような場所です。
子どもたちにとって、この学校がもうひとつの故郷となるように、毎日を大切に過ごしていける場所をつくっていきたいと考えています。
教師のまなざし
TEACHER
この学校の教師は人間の本質を理解しようとする気持ちを持ち続け、子どもひとりひとりの成長をよく観察します。知識を与えるだけではなく、子どもたちの頭・心・体のバランスの中で調和的に育んでいくことを目指します。自分の心で感じて、思考し、自ら行動する力を育むことのできる「自由への教育」を実践していきます。
カリキュラムと授業
CURRICULUM
子どもたちの成長に合わせたカリキュラムは繊細であり思い切ったデザインでもあります。目的地は単なる知識の吸収ではなく、コンパスは生きる力を指し示しています。この学びの方角をもとに教師たちは自らの感動を種にしながら、芸術的な授業を展開していきます。たくさんの絵を描き、詩を読み、手をつないで歌を歌います。たとえば算数のかけ算でも体を動かしながら勉強するのです。心が楽しく動いたら、子どもたちのなかにきっと学ぶことへの希求が生まれてくることでしょう。
オイリュトミーでは「こんなふうに体を動かすことができるんだ」という鮮やかな発見があるかもしれません。楽しい線をたくさん描くフォルメンでは心が弾んでくるかもしれません。エポック授業ではひとつの学びを深く、丁寧に、時間をかけて習得します。
創造的に子どもたちの頭・心・体に働きかけることで、子どもたちはやがて自由に生きていくための果実を実らせます。他者と手を取りあうことは喜びであるということを知っている体を育み、澄んだ青い空を見て「きれいだな」と言える豊かな心を持ち、考えることをあきらめないしなやかな思考力を鍛えながら、学びを続けていきます。
祈り
PLAYER
宇宙の歴史を振り返ってみても、このあなたが生まれたことは地球で初めての出来事でした。
わたしたちはこの輝かしい誕生と、かけがえのない存在を、教育のちからによって祝福します。こどもたちを畏敬の念を持って受けとめ、真摯に向き合いながら、愛によって教え育んでゆきます。ひとりひとりのこどもたちがこの世界でみずからの使命を見つけ、しっかりと務めを果たしながら、健やかに自信を持って歩んでいくことができますように。